毎週パチンコに通う夫がいますが、住宅ローンを3年2ヶ月で完済した夫婦の話
住宅ローンを3年2ヶ月で完済しました、サンイチです。
私の夫は毎週パチンコに行きます。
夫は負けが続いたり、パチンコの規制が厳しくなると、「もう打ちに行かない」と言います。
ちなみに夫の「もう打ちに行かない」は起きて言っているだけで、私にとっては寝言です。
結婚して10年以上たちますが、今もパチンコに行っています。先週はシンフォギアで負けました。
そんなわが家は住宅ローンを3年2ヶ月で完済しています。
ギャンブルをする夫がいても住宅ローンを返済できたわが家のやりくり紹介します。
毎週パチンコに行く夫
夫がパチンコをしていることは結婚前から知っていました。
結婚する1年前に受け取った通帳には数十万の貯金があり、借金はありませんでした。
借金がなければ大丈夫かなと、夫がパチンコに行くことをさほど気にとめていませんでした。
その後結婚し、夫のお給料の管理を本格的に任されて家計のやりくりをはじめました。
給料を全部私に渡している夫は週末になると「パチンコに行くから軍資金ちょうだい」と言うのです。毎週末です。
当時の1回の軍資金は3万円です。
とりあえず言われるがまま渡しましたが、毎週渡していいのか…?
1年間毎週パチンコに行くといくらになるか計算しました。
3(万円/1週) × 4(週/1ヶ月) × 12(ヶ月) → 144(万円/1年)
ひゃくよんじゅうよんまんえん!!!
ちょっとまってええええ、夫の年収の30%ほどですよおおおお。
これはやばい…やりくりできない…。
結婚生活はじまったばかりなのに、お先真っ暗…。
チーン
私の頭の中で終了の鐘の音が鳴り響きました。
楽しみを禁止されるほどつらいことはない
ここで最初に思いつくことは「夫にパチンコに行くことをやめてもらう」だと思います。
でも、夫はパチンコ以外にお金のかかる趣味はありません。
パチンコを禁止にしたら、週末の楽しみがなくなってしまいます。
実際、パチンコに行くことをやめてもらおうとしたことがありましたが、その週末、夫はずっとイライラしていました。
そのまま禁止にし続けていたら、隠れていくようになったかもしれません。
でも、年間144万円を渡せるほど家計に余裕はありません。
何かいい案はないものかと考えました。私なりに深く浅く考えました。
そして私の出した結論は「毎週軍資金を3万円渡す」でした。
ただし条件つき
毎週3万円を渡し続けていたら、収入の30%を使ってしまうことになります。
そうしないために1つ条件をつけました。
それは「勝ったときは勝ち分を含め全額返却し、負けた時は金額を報告する」です。
夫は、パチンコの勝ち負けについて嘘をつきません。勝っても負けてもきちんと報告してくれます。
私は夫が報告してくれる金額を記録し続けました。
結婚から3年間続けた収支の結果は次の通りです。
1年目 -765,000円
2年目 -593,000円
3年目 -892,000円
多少ばらつきはあるものの、3年間を平均すると1ヶ月62,500円になります。
これは年に何回かある10万円以上勝ったときの外食は収支に含めているので、実際の収支よりマイナスを多めに集計しています。
「勝ったときは勝ち分を含め全額返却し、負けた時は金額を報告する」を実行すると、毎週3万円を渡し続けても、当初の試算の144万円より50万円以上少なくすみます。
夫のおこづかいの平均
雑誌やネットで夫の月のおこづかいの金額が「ガソリン・お昼代込みで月に3万円」とか「1日500円」とか目にすることがありますが、その金額でやりくりできる人って存在するんですかね?
個人的にはおとぎ話か都市伝説だと思っています。
万が一、存在したとしても、それはよその夫の話です。
私の夫は目の前にいる毎週パチンコに行く彼なのです。
月に62,500円は決して少ない金額ではありません。
けれど、夫が趣味をがまんせず、それ以外のことに浪費しないことを考えると、わが家の家計には妥当な金額だということになりました。
ただ、毎月の収支に波があるので、その管理は少し難しいです。
私は勝ったときの上乗せ返金分を普段使う口座とは別の口座へ入金し、まずはそこから出金しています。
趣味と家計のバランス
趣味はお金がかかるものが多いので、家計と折り合いをつけるのが難しいです。
だからといって趣味を禁止にすると、趣味を取り上げられた人はストレスがたまってしまいます。
でも、趣味でお金を使い続けると、家計が赤字になってしまいます。
わが家では趣味をやめなくていいように、統計を取って傾向を分析し、ルールを決めて、最大限の捻出をしています。
夫は趣味を続けていることでストレスの発散ができているのでは、と思っています。
パチンコに行く前には家事もしてくれますし、夫がいない時間、私は子どもたちとダラダラとすごしています。
ギャンブルにお金を使うことは褒められたことではないですが、わが家にはとっては必要で妥当な金額として支出しています。
お金では買えない夫婦関係、この支出のおかげでわりと仲良くやっています。